数多くの名曲が収録されたシロップ16gのこのメジャー4作目のアルバム。
「リアル」「うお座」「パープルムカデ」「My Song」
「I.N.M」「夢」「ハミングバード」...書き出すだけでキリが尽きません。かつてこんなにも開かれたシロップのアルバムがあったであろうか。このアルバムを聴いた当時の事が昨日の様に思い出される。
Drの大樹ちゃんの家で、まだマスタリングが終わったばかりだと言うこのアルバムを俺はケーキ手土産にして、胸をワクワクさせながら聴いていた。どの曲も聞き逃すまいと必死だった。どの曲もどの曲も、凄く良くて俺はその部屋で興奮を隠しきれなかった。前作の「HELL-SEE」の流れからこう来たか！と今まで聴いた事がないシロップの姿と、変わらない楽曲の素晴らしさに俺はすっかり胸を打ちのめされていた。聴き終わって、家を出る頃にはすっかり外の空気の寒さで息は白くなっていたが、このアルバムを聴いた直後の興奮でそんな事はすッかりと忘れていた。勿論、当時のロックシーンに産み落とされたこのアルバムの衝撃は今も変わらずリスナーの頭の中にしっかりと焼き付いたままだろう。傑作であり、またシロップのピークポイントを迎えた大切なアルバムである。
木下理樹（ART-SCHOOL）
「リアル」「うお座」「パープルムカデ」「My Song」
「I.N.M」「夢」「ハミングバード」...書き出すだけでキリが尽きません。かつてこんなにも開かれたシロップのアルバムがあったであろうか。このアルバムを聴いた当時の事が昨日の様に思い出される。
Drの大樹ちゃんの家で、まだマスタリングが終わったばかりだと言うこのアルバムを俺はケーキ手土産にして、胸をワクワクさせながら聴いていた。どの曲も聞き逃すまいと必死だった。どの曲もどの曲も、凄く良くて俺はその部屋で興奮を隠しきれなかった。前作の「HELL-SEE」の流れからこう来たか！と今まで聴いた事がないシロップの姿と、変わらない楽曲の素晴らしさに俺はすっかり胸を打ちのめされていた。聴き終わって、家を出る頃にはすっかり外の空気の寒さで息は白くなっていたが、このアルバムを聴いた直後の興奮でそんな事はすッかりと忘れていた。勿論、当時のロックシーンに産み落とされたこのアルバムの衝撃は今も変わらずリスナーの頭の中にしっかりと焼き付いたままだろう。傑作であり、またシロップのピークポイントを迎えた大切なアルバムである。
木下理樹（ART-SCHOOL）
「銃弾」の威勢のいいリフからはじまって、「your eyes closed」で不確かなのに確かな(逆もまた然り)愛という形無き物に辿り着く、シロップの一つのマイルストーン的作品だと思うのです。
音源とライヴでは形が全く違う「リアル」(この曲、両方(正確に言えば、シングルverも)のバージョンがあってこそだと思うのです)
人との繋がりへの諦念と、それでも拭いきれない郷愁を感じてしまう「うお座」
この作品をマイルストーンと言わせる決定打。そして言葉にならない生きづらさや、孤独感、諦めと表裏一体の執着…そんなものを、全て壮絶に美しく(これ重要！)具現化してくれた「夢」
武道館でこの曲が鳴っている様が、壮絶かつあまりにも綺麗だった「希望」
一曲一曲を挙げればきりがないくらい、リリースから何年経っても、このアルバムが刺さらない日は無いのです。
寧ろ、思春期をとうに越えて、すでに中年まっしぐらのオッサンだからこそ、形を変えてより痛烈に響く曲たちの集合体。
シロップの音楽が刺さらない人生の方が、もしかしたら幸せな人生なのかもしれない。けれど、シロップの音楽が刺さることの幸せや豊かさは、刺さった人間にしかわからない。
どっちを選ぶかって言えば、それでも選んでしまうのはシロップのある人生なんです。そんな大袈裟な事すら考えてしまう一枚。
これからも、バンドと音楽と、リスナーでイチモツ抱えながら、共に歳を重ねて行けたら、それもきっとシロップのある人生。とりとめなき文章はこれで終わり。
高校生の時、初めて買えたシロップのアルバムです
解散のニュースでsyrup16gという名前を知って、今ではあり得ない音楽掲示板というやつで音源を落として聞いてたシロップ
田舎のCDショップには並んでおらず、レンタルショップにも並んでおらず、大学受験で行った街の某リサイクルショップで初めて見つけた本物のシロップのCDがMouth to Mouseでした
あれから10年以上
とくに山も谷もない平坦な人生を歩んできたわたしには何がこんなにも自分を惹き付けるのか今でもよく分からないのですが、多くの人にとってそうであるように、わたしにとってもシロップは唯一無二の存在です
このアルバムのタイトルソング『Mouth to Mouse』
このイントロを聞くと、何度でも心が震えます
楽しいことがあったときも、悲しいことがあったときも、怒りに支配されてるときも
この曲はいつも同じ、すこし低めの、けれど冷たくない温度、テンションで鳴ってくれる
良いことも悪いことも長くは続かないなって気持ちにさせてくれる
そしてそれ自体が良いことでも悪いことでもなくて、当たり前の事実として
こういうスタンスが心底好きだなあと改めて思います
『Hell-see』みたいにこもりまくった不穏な曲もむしろぞっとするほど美しくて好きなのですが
、、と、気持ちがありすぎて書ききれないな笑
シロップは甘くて優しくてちょっとヤケクソで、そして美しい
長くなりましたが、すてきな音を言葉を気持ちをいつもありがとう
これからもずっとずっと大好きです
syrup16gを知らずして初めて買ったアルバムです。
夜、車の運転をしながら聴くと、夜景が、特に流れる街灯とかがキレイに見えてきて、すごく気持ちいいです。
今でも#6.Mouth to Mouseが流れてくると鳥肌が立ちます。
そして、#8.回送はめっちゃ歌う！
歌詞の意味は分からないけど、口にするとめちゃくちゃ気持ちいい語感！
今はベスト版があるので、そこからsyrup16gを聴いていけば、どのアルバムを聴いても大丈夫だと思いますが、Mouth to Mouseの次にdelayedeadを聴いたとき、同じバンドなのか⁉︎と、震えたのは良い思い出です。
自分が大学生の時、レンタルで借りたこのCDだけは、改めて買い直した。
このアルバムだけは、手元に置いておきたい
それは、五十嵐が書いた詞が、自分にとってのお守りのように思えたからだ。
”逃げたいキレたい時もある
別れを告げたい時もくる
逃げたい消えたい時もある
ただ前を知るために精一杯”（I・N・M）
日々すり減って、目の前のことから逃避したくても、
わずかな望みをもって、投げ出さないでと
厳しくも優しく
伝えてくれている。もう何十年も。
こうあるべき みたいなものとの戦いを感じた。
これがあったから今があるって感じがする。
お金ないのに中身がほとんど同じ限定シングルも全部買ってしまうくらい浸ってたな。