バンド初期の衝動がもたらす言葉では一生説明できないエネルギー。
それが「Free Throw」にも溢れている。
このミニアルバムに収録されている楽曲のアレンジが大好きでとても胸が締め付けられます。
決して綺麗に整っているわけではない演奏や音像が、なぜここまで人を惹きつけるのだろうか。
なぜこの音楽を美しいと思うのか。
なぜリリースされてから約20年経っても色褪せないのか。
全部を爆音で聴き終わった後に少しだけ分かった気になります。
でも何でかそれを他人には言いたくない。
syrup16gの音楽は僕の人生にいつだってリアルに鳴り響く音楽です。
石毛輝（the telephones / Yap!!!）
それが「Free Throw」にも溢れている。
このミニアルバムに収録されている楽曲のアレンジが大好きでとても胸が締め付けられます。
決して綺麗に整っているわけではない演奏や音像が、なぜここまで人を惹きつけるのだろうか。
なぜこの音楽を美しいと思うのか。
なぜリリースされてから約20年経っても色褪せないのか。
全部を爆音で聴き終わった後に少しだけ分かった気になります。
でも何でかそれを他人には言いたくない。
syrup16gの音楽は僕の人生にいつだってリアルに鳴り響く音楽です。
石毛輝（the telephones / Yap!!!）
syrup16gとの出会いは2002年の春、JAPANの記事を読んで妙に気になり当時世に出てた2枚のCDを買いに走ったことからだった。発表順にとこのFree Throwを聴いた始めの印象は「音軽い」「歌詞暗い」「メロディー結構甘い」「Voの声に危うさ」等々、、、続けてCOPYを聴くと聴いたことのない絶望感や諦念、焦燥感に溢れて、音楽的には前作よりかなり洗練されて洋楽ロック主体に聴いてきた自分の好みにかなりハマるものだった。当時はこの新人がいずれ自分にとってRADIOHEADと同じぐらい大切な存在になるとは夢にも思わなかったけど。ここにはsyrup16gの個人的上位曲が3曲も入っている。「SONIC DISORDER」「明日を落としても」「真空」。どれも心の奥底にブッ刺さるキラーフレーズを含む危険な曲達。しばらくこの2枚ばっかり貪り聴くことになる。ああ、書き始めるとキリがない。
バイトに行くのがつらかった。友達もいない。家にも居場所がない。
ふらふらとどこかへ消えてしまいたかった。
明日を落としてもを聴いて泣いた。
私の明日がなくなっても、誰も拾ってはくれない。
その曲に救われて15年後、ちゃんと生きています。
syrup16gは私の人生のバイブルです。
同時期にバンド活動を行なっていた僕はこのアルバム前にリリースされていたカセットを知人に貰い繰り返し聴いていた。
その後、僕らは打ち込みバンドにも関わらずライブで一緒になったりお互いのライブを見に行ったりと交流を重ねていく。
そしてリリースされたこの盤を聴き改めて驚いた。当時の海外のシーンの物真似でもなく、独特な歌詞を不自然に感じさせない楽曲ばかり。
僕が当時やっていたラジオですぐにかけた。1人でも多くこのバンドのファンになってほしかった。しかし僕が動かずともブレイクした。
後に録り直される曲が数曲あるが間違いなくいきなりのマスターピース。
ちなみに僕らのバンドTを中畑さんが着ている画像もありそれも良い思い出。
当時唯一リリースしていたこの「Free Throw」が、初めて買ったシロップの音源です。
みんなのレビューを読みながら、これまでのことを懐かしく思い出していました。
怖いくらい年月は経ってしまったけれど、シロップの音楽は今でも私のそばにあるし、
ずっとずっと変わらず一番大切な音楽です。
ライブで聴く「翌日」はいつも格別なのですが、
この「Free Throw」に収録されている「翌日」も本当に格別なのです。
五十嵐さん、お誕生日おめでとうございます。
17年前色々辛い出来事が重なり過ぎて、もう精神的にどん底だった時に誘われて行った初めてのsyrup16gのライブ。
そこで演奏された一曲が「明日を落としても」
その時の感覚は一生忘れられないと思う。頑張らなくてもいいんだ、駄目でいいんだ
。音楽を聴くと責められてるような、辛い気持ちになる事もあったが、その時の五十嵐さんの歌が本当に心に染み渡った。
それからそのタイトルもわからなかった曲が入ったアルバムを探し回り、Free Throwを買った時には当時リリースされてたCDは殆ど揃っていた。
それからsyrup16gはずっと私の人生になくてはならない存在。
本当にありがとう。