動脈
2006.08.23 発売
UKDZ-0051
バンドから離れてどれだけ時間が過ぎたのか、どんな体験だったか自ら思い出すことは、もう殆どなくなりました。
自分がそうなる事で、あの頃出会った人達の記憶から消えようと、今の生活に没頭しています。
そんなとても遠い所で生きている自分が昨日聴いてみたら。
まだ、syrup16gが最高だと思っちゃったりして、我ながらどうしようもないなと呆れてます。


佐藤元章(ex.syrup16g)

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“動脈”のレビュー

  1. syrup16gのベストアルバムと銘打って世に出た「動脈」「静脈」だが、
    個人的にはこれがベストアルバムとは全く思っていない。

    いや、悪い意味ではなく。
    彼らの楽曲はそれぞれに個性がありすぎて、ファンでもそれぞれが思い入れある曲が異なるだろう。

    とはいえ「定番」となるような曲は確かにあって。
    息が詰まるようなダンスチューンの『リアル』
    自分は特別では無かったと、処世術だけは上手くなったなと思い知らされる『天才』

    この辺りはやっぱりよく名前を聞くよなあ、このベストに収録されている楽曲はそんな感じの印象になる。多分、この「動脈」「静脈」はベストアルバムというよりは「syrup16g入門編」だと思う。

    Mouth to Mouseまでの楽曲でバランスよく選曲されているので、
    まずこのベストアルバムを聴いて、耳に止まった曲が見つかったのなら
    ぜひ次はその曲が収められているアルバムを1枚じっくり聴いてみてほしい。
    それぞれの曲が、それぞれのアルバムが全く異なる色をしているので、その一つひとつを作品として向き合ってみて欲しい。
    (これはファンとしてのエゴだろうか)

    そして、ひととおりsyrup16gの世界を巡った後に再びこのベストを聴いたとき、
    あんな曲もあったな、こんな曲もあったなと1つ1つ思い出しながら聞いてほしい。

    余談。
    これ書きながら自分も1つ1つ思い出しながら聞いてたが、曲が流れてくる度にやっぱこの曲も好きだ、となってしまった。
    TrackListを見ながら気づいたが、「動脈」の曲は比較的ライブでもよく演られているものが多い。ライブだと印象が変わる曲も多いので、ライブDVDを手に取って聴き比べしてみるのも良いだろう。
    『落堕』はとにかく激しいし、『正常』は無常を感じながらもより衝動を感じる。

  2. 本当のリアルはここにあるやん。

    それはさておき、ベストなので全体やアルバムにある曲はさておき、バンドサウンドとは違ってぐるぐると同じフレーズが回る打ち込み構成のリアルだけがくらげのシングルのほうじゃなく、ここにありましたので、こっちに書きます。

    彼らはリアルみたいな打ち込み系楽曲も、ライブになるとカッコいいゴリゴリのバンドサウンドで演奏してしまいます。シングルCDとは違う、カッコいいバンドサウンドを、syrup16gは本来ライブで鳴らせる技量は持ってるんです。ただし、技量は兎も角、彼らが本来どんなバンドでいたいか、どんな楽曲を本来出したいか、どんなライブを本来したいかは別の話。その答えが出るまで、我々ファンもヘルシーになって気長に待っています。