日本のロックシーンに凄まじいインパクトを与え、今尚色褪せない輝きを放っているシロップ16gのインディーズファーストアルバム。
人間の持つ不条理さや闇を徹底的に見つめながらも、五十嵐の天才的なメロディメイキング、ソングライティングの高さで描かれたこのアルバムは、同時代を生きた俺にも衝撃的な一枚だった。名曲「生活」が収録されているが、どの曲をとってもその質は非常に高く、いま聴いてもまさに名作としか言いようが無いアルバムだ。
異形のスタイルを持ったこのアルバムが産み落とされたのち、熱狂的な支持者と共にシロップはメジャーへの階段へ駆け上っていく。
そういった意味でも、シーンに妖しく輝き属ける金字塔の様なアルバムである。
当時、俺たちはシロップと対バンする機会が多かったが、その当時から凄い狂気と殺気と切なさと、五十嵐のソングライティング能力の高さにはインディーズのバンドシーンの中でも一目置かれていた存在であった。
多くの名曲が収録されている「COPY」。何度も書くが色褪せない傑作である。
木下理樹（ART-SCHOOL）
人間の持つ不条理さや闇を徹底的に見つめながらも、五十嵐の天才的なメロディメイキング、ソングライティングの高さで描かれたこのアルバムは、同時代を生きた俺にも衝撃的な一枚だった。名曲「生活」が収録されているが、どの曲をとってもその質は非常に高く、いま聴いてもまさに名作としか言いようが無いアルバムだ。
異形のスタイルを持ったこのアルバムが産み落とされたのち、熱狂的な支持者と共にシロップはメジャーへの階段へ駆け上っていく。
そういった意味でも、シーンに妖しく輝き属ける金字塔の様なアルバムである。
当時、俺たちはシロップと対バンする機会が多かったが、その当時から凄い狂気と殺気と切なさと、五十嵐のソングライティング能力の高さにはインディーズのバンドシーンの中でも一目置かれていた存在であった。
多くの名曲が収録されている「COPY」。何度も書くが色褪せない傑作である。
木下理樹（ART-SCHOOL）
生まれて初めてライブを見に行ったのがsyrup16gの十六夜ツアー、その一夜でした。
唯一持っていたdelaydeadの曲くらいしか予備知識を持たずに会場入りした私が、一曲目のshe was beautifulのイントロの美しさに衝撃を受け、うっかり涙が出そうになったのをよく覚えています。
あれから約一年半、今ではすっかりsyrup16gの大ファンになりました。
十六夜の一夜からちょうど二年後、またツアーをやってくれることが心の底から嬉しいです。
四ヶ月後、再び生のsyrup16gを見られるのを心待ちにしています。
初めて行ったライブの開演前に、仲間同士で来ている人たちが薬の量がどうとか言っていてキツいなあと思ったのをよく覚えてる。
個人の中に起こる経験や感情はどう頑張っても個人のもので、語ることで共感はできても伝わることしか伝わらない。
個人として、祈りながら泣きながら聴いていたから未だにそういう風に聴いてしまう。誰かに話したいけどうまく言えないし伝わらない。リスナーが何千人何万人いても孤独だ。そんなものをつくれるひとはそういない。
ふとYouTubeのオススメに出てきた「生活」を聴いてそこからsyrup16gの世界観に呑まれて、去年初めてsyrup16gのライブに行きました。
syrup16gが武道館で解散ライブをした時わたしはまだ10歳で、もっと早く生まれたかったと何度も思いました。わたしは死ぬまでsyrup16gを見ることはできないんだろうと思っていましたがやっと見ることができました。
ライブハウスに行くのは慣れているのにすごく緊張して初めてsyrup16gの生の演奏を聴いて鳥肌が立ちました。暗転してsyrup16gの皆さんが出てきて五十嵐にライトが当たって歌い出す情景をいまでも鮮明に思い出すことができます。
わたしはsyrup16gの昔のことは知らないし、まだまだ21歳の若造だけど死にたかった時わたしを救ってくれたsyrup16gと出会えて本当に良かったと心から思います。
生まれて初めて一人で入ったライブハウスで、緊張してカバン握りしめて聴いた「She was beautiful」が今も忘れられません。
「生活」は音楽によって救われる体験をした唯一の曲。
福岡から東京に一人で渡り、不安な夜があった時、孤独を肯定してくれ、言葉にできない鬱々とした潜在的な感情を言語化してくれた。この曲がなかったら潰れていただろうな。ありがとう。